アップル製品って結局何を選べばいいのシリーズです。iPadも毎年新製品が出ており、どの機種を選んだらいいのか迷う方も多いと思います。各新機種の大まかな違いを見ながらポイントをしぼりましたので、選ぶヒントになればなと思います。私が購入した「iPadAir4」の簡単な紹介と選んだ理由も載せています。
上述した通りですが、Apple製品は毎年新製品が出でいます。これは企業の開発努力と見習いたいですが、ある種マーケティングとして毎年新製品を出す事で消費者の購買心理を掻き立てる戦略でもありますので、基本的には欲しい時に自分の用途に見合った機種を買うのがいいと思います。
買ってもどうせ来年新しい機種が出てしまいますし、次の新しい機能なんて分かりようがないので気にしてもしょうがないです。もし次の年に魅力的な機能が付加された商品が出たとしても、アップルは比較的新しい製品は高価下取りしてくれますので、その際は素直に買い替えましょう。
現行機種iPad【Pro(第5世代)、Air(第4世代)、iPad(第9世代)、mini(第6世代)】選ぶ基準は?ポイントだけ簡単比較
iPad Pro | iPad Air | iPad | iPad mini |
94,800(税込)~ | 69,080(税込)~ | 39,800(税込)~ | 59,800(税込)~ |
12.9 or 11インチ | 10.9インチ | 10.2インチ | 8.3インチ |
M1チップ | A14 Bionicチップ | A13 Bionicチップ | A15 Bionicチップ |
Thunderbolt/ USB4対応USB-Cコネクタ | USB-Cコネクタ | Lightningコネクタ | USB-Cコネクタ |
5G携帯電話通信 | 4G LTE携帯電話通信 | 4G LTE携帯電話通信 | 5G 携帯電話通信 |
Apple Pencil第2世代対応 | Apple Pencil第2世代対応 | Apple Pencil第1世代対応 | Apple Pencil第2世代対応 |
Magic KeyboardとSmart Keyboard Folioに対応 | Magic KeyboardとSmart Keyboard Folioに対応 | Smart Keyboardに対応 | Bluetoothキーボードに対応 |
最大2TB | 最大256GB | 最大256GB | 最大256GB |
選ぶ基準としては下線になってくると思いますが、ざっくりと判断基準を考えますとPC+タブレットのように使われり方はiPadPro、iPadAirを選択し、タブレットとしてスマホのような使われ方をされる方はiPad、iPadminiを選択されるのがいいと思います。細かい違いは以下見ていきたいとおみます。
・画面の大きさ
タブレットとして使うか、ノートPCの代わりとしてで使うか、その中間として使うか、用途は様々と思いますが、ノートPCライクに使われる方はiPadProを選んでおけば画面大きさは十分ですね。ただ大きい分それなりに重さがありますので、ちょっとした時に使うタブレットのみの役割ならiPadminiの方がいいでしょう。
中間的な役割ならiPad、iPadAirがいいと思います。
・チップ(CPU)比較
M1チップ (iPadPro) | A14Bionicチップ (iPadAir) | A13Bionicチップ (iPad) | A15Bionicチップ (iPadmini) |
CPU 8コア | CPU 6コア | CPU 6コア | CPU 6コア |
GPU 8コア | GPU 4コア | GPU 4コア | GPU 5コア |
Natural Engine16コア | Natural Engine16コア | Natural Engine8コア | Natural Engine16コア |
この場合のチップとはCPU関連の部品、つまり処理速度の性能を表しています。性能の順番としてはM1>A15 Bionic>A14Bionic>A13Bionicとなります。
コアが多いほど性能が上がりますが、ここに関してはどこまで体感できるかは人それぞれと思います。店舗で触ってみた感じではほとんど違いが分かりませんでした。用途や使いたいソフトがはっきりしている方は、その推奨スペックと比較するのがいいかなと思います。
・コネクタ
充電スピードを気にされる方はUSB-Cタイプの方を選びましょう。最新機種はどれもPD充電に対応してますので、充電器も対応したものを選ぶといいですね。
USB-Cの中でもThunderbolt (USB4)は、USB-Cの上位互換であり、USBの2倍、4倍の超々高速通信ができるポートです。形状はUSB-Cと同様ですが、通信スピードを求めるならiPadProのThunderbolt対応のものになります。
・5G対応の有無
5Gは現在首都圏エリアを中心に、その他都市圏でもスポット的に使用できるようになってきています。通信契約をする上で5G対応機種を選ぶかどうかは自分の生活エリアが5Gエリアかどうかにもよってきます。
以下、docomoサイトの瞬速5G「サービスエリアマップ」です。(拡大すると自分の地域がエリア内なのかが分かります)
とはいえ5G回線が4G回線と同様に普及するまではまだ数年かかるとと思いますので、出先で使用する場合はかなり場所を選びますし、自宅で使用する場合はWifiも十分高速ですので、5G対応機種を選んだとしてもまだまだ使いこなせる段階では無いかもしれませんね。
以下の日立ソリューションズ・クリエイトの「5Gが普及するとWi-Fiは不要になるのか」という記事も参考になります。
https://www.hitachi-solutions-create.co.jp/column/mobile/5g-wifi.html
・記憶容量
iPadProは最大2TBとパソコン並の容量を搭載可能です。ファイルの編集や保存などノートPCの代わりに使用する場合には容量を気にする必要があります。また、音楽・動画・写真を多数保存をしたい場合にも容量を食いますので、できるだけ大きな容量のタイプを選びましょう。ファイル保存も少なく、ネットサーフィン、読書、動画鑑賞、ちょっとした調べ物として使用する場合には64GBタイプでも十分に運用できると思います。
・iPadには従来通りボタン有り
従来iPadやiPhone8と同様にホームボタン搭載です。ボタンが無い端末もスタイリッシュですが、アップル端末といえばこのホームボタンがあると安心感がありますね。ここは本当に好みの問題になってきます。
より細かな違いについてはCORRIENTE.TOPさんの以下記事でも詳しく紹介されていますので参考になります。
「iPad 2021 全モデルの性能・違いを比較。iPad Pro・iPad Air・iPad mini・無印iPad、あなたにオススメはどのモデル?」
https://corriente.top/all-ipad-compare/
なんとなく中途半端に見えるiPadAir4(第4世代)ってどうなの?
- 色:シルバー、スペースグレイ、ローズゴールド、グリーン、スカイブルー
- TouchID(指紋認証)付
- iPadPro(第4世代以降)と同じオールスクリーンデザイン
iPadAir4は各種比較を見ていただくと中途半端な機種に見えます。ただ実際使ってみますと、何と言いますか本当にちょうどいいスペックなんですよね。メール返信やブログ編集などを外出先や家でちょっとした時にしたいなと思ったときに、わざわざPCの電源を入れるのも煩わしいしスマホだと小さくてやりずらい…、そんな時にささっと取り出せて編集できるのがとても助かっています。画面もそれなりに大きいですので、動画をみるのにも十分です。
松竹梅の商品があった場合に人は竹を選んでしまうという消費者心理がありますが、中スペックのiPadAirはアップル的にも一番需要を見込んだ商品だと思いますので、丁度いい感じが洗練されているイメージです。
実際の各モデルの売れ行きの推移は以下BCNRさんのHP記事が参考になります。
「iPad新モデルはどれだけ売れる? 過去3年間の販売データで占った」
https://www.bcnretail.com/market/detail/20200917_191496.html
最新iPadminiのアップデート情報
- オールスクリーンデザイン
- A15Bionicチップ
- 5G対応
- Apple Pencil(第2世代)に対応
オールスクリーンデザインはやっぱりかっこいいですね。iPadAirよりチップ性能も上がっています。タブレットとして使いたい方は、少し価格はしますがコンパクト高機能のiPadminiを選んでおけば間違いなさそうですね。
アクセサリ
- Pencil
- Magic Keyboard
- Smart keybord
- Smart Cover
最初の表にも一部載せていますが、対応機種はそれぞれ異なりますのでアップルHPで確認が必要です。
https://www.apple.com/jp/shop/ipad/accessories
ただ、Appleの純正品はなにせ価格がします。純正品以外にも各メーカーで多数アクセサリが安価で出ていますので、まずはそちら探して試してみるのもいいかもしれません。
なんとなくスペックや価格帯で選んでしまいがちですが、iPadは目的に応じた用途から機種を選ぶのがいいと思います。私はPCライクにも使えてかつタブレットメインで使いたかったためiPadAir4にしましたが、どの機種もそれぞれ魅力がありますので自分の目的に合わせて選びましょう!