今回は「為替相場」振り返りシリーズ(6月第二週)です。
週間振り返り
※チャートからのざっくりの値です
- 始値 109.535 終値 109.663 △0.128
- 高値 109.842 安値 109.189 幅0.653
先週の雇用統計の結果から早期テーパリング予想が後退したことにより、米国債10年利回りが1.5%を割り込んで下げてきました(約1.57%→1.46%へ)。その割に円買いドル売りはほとんど進まず、週末にかけてむしろドルが若干買われて終わりました。ドルが強いのか円が弱いのか、この金利の動きならもう少し動いても良さそうでしたが…。
今年に入って円通貨の立ち位置が変わってきているようですので、思いがけない動きにも冷静に対処する必要がありそうです。
以下ロイターコラムもご参照【ドル安なのに円高にならない4つの理由 背景に「衰退する日本」】
チャートで気になった点
ドル円は前週での予想通り、下への調整も限定的でした。ただ長期金利も下げていますので上を目指す方向にも動きづらい感じです。7月の雇用指標まではしばらくこの狭いレンジ(109~110円)でやり過ごすのか、もしくはジリジリとドル高方向に進んでいくんじゃないかと思います。