今回から5つの整理基本原則について解説していきます。ぜひ実生活で活用いただけたらと思います。それでは基本原則1.適正量についてです。
適正量とはここでは「ライフスタイルに合った必要なモノの量」を意味します。つまりはモノ持ちすぎないようにしましょうということです。
ミニマリストになれってことですか!?と言われてしまいそうですが、少し違います。確かに必要最低限のモノでの生活が整理効率を考えると一番理想ですが、なかなかそういう訳にもいかないと思います。
では適正量ってどうやって決めるの?という話ですが、これはその人の性格や職業にもよりますので何が何個あればいいと一概に言えないのですが、最初のステップとしては使っている・使っていないで判断してしまうのが簡単かなと思います。
サラリーマンの例(私の場合)ですが、以下の仕事着を実際に毎週使用していますのでこちらを適正量と判断しています。買い替えと同時に古いものは処分すると決めてしまえば、モノが増えるのを抑えることができます。「もっとバリエーションが必要なのでスーツは6着は欲しい!」という方も使用しているのであればそちらを適正量に設定して頂ければいいと思います。予備は多すぎず、心配にならない程度を持つといったところでしょうか。
サラリーマン仕事着の適正量例
- スーツ(色は黒.紺.グレー) 3着 (パンツは1着につき2セットずつ)
- 下着シャツ 5着 + 予備1着
- 靴下 5足 + 予備1足
- 靴(色は黒、茶) 2足
- ネクタイ 3本
当初はこの倍以上がクローゼットに眠っていましたが、何年も使っていないスーツなどは今後も使う機会なしと判断しすべて処分しました。形状も古い型でしたので…。特に服のトレンドは毎年変わりますので、1シーズン着た後に次のシーズンに着ることがなくなりそのまま溜まりやすいかもしれません。
その他にも、食器・タオル・本・ガジェットなどは溜まりやすいので、優先して適正量を把握して必要数まで減らしてみてください。
とはいえ、いきなり適正量までモノを減らすのも抵抗があるかと思います。捨てるのが勿体ない、思い入れがある、また使うかもしれない・・・など色んな思いがめぐった挙句に処分を保留するというケースも多いでしょう。
今回のフェーズでは保留でも問題ないです。ただし同じ場所にそのまま保管するのではなく別の箱を用意してその中に入れてください。ダンボールでもなんでも構いません。
基本原則3.使用頻度の項目でも説明しますが、その箱を「使用頻度6ボックス」という魔法のボックスにしてしまうことで、今すぐ処分できないものも処分できるようになり、整理がぐんと進みます。使っているモノだけ見える範囲に置いておくことで常に適正量を意識してみましょう。
まとめ 適正量でまずはやってみること
- 使っているモノ、使っていないモノの数量を把握する
- 使っているモノの数量を適正量に設定し、その中で買い替えをする
- 使っていないモノは処分するか、どうしても処分できないものは、箱に入れて表に見えないようにする