整理の基礎技術

基本原則4.グルーピング|整理収納アドバイザー2級を取得してみた

今回は基本原則4.グルーピングの原則について説明していきます。

グルーピングだけ横文字ですが、直訳すると集団化、ここでは「モノをまとめて保管する」ことです。メイクボックス、薬箱、衣装ケースなどの製品は、量販店でも人気収納道具ですが、整理を意識した際に誰もが活用しているスキルがこのグルーピングです。

主なグルーピングの効果としてはモノを取り出しにかかる時間の短縮動線の短縮になりますでしょうか。

例えば掃除をするときのことを考えますと、布団を干す→窓拭き→床掃除→ゴミの回収のような一連の流れがあったすれば、少なくとも布団たたき、雑巾・バケツ、掃除機(orほうき)、ゴミ袋は必要になりそうです。

布団たたきはベッドの下、雑巾・バケツは洗面台、掃除機は押し入れ、ゴミ袋はキッチンにとすべて違う場所に保管していたとすれば、掃除をする度に保管している場所に取りに行って、使い終わった後は同じ場所に戻しに行かなければなりません。もし一連の流れでまとめて利用するモノとわかっていれば、掃除道具として1箇所にまとめておけばいいのです。取りに行く動作と戻しに行く動作が1回で済むため時間短縮・動線の短縮になることは容易に想像がつきます。

このようにグルーピングは非常に合理的な手法です。便利な収納道具も多いため、家具量販店で道具を手にしながらワクワクしてしまうものです。

ただし、グルーピングをしてしまうことで整理が逆に進まなくなるという逆効果になってしまうケースが実はあります。それは先に適正量の管理ができてない状態でグルーピングを始めてしまうことです。

使用するモノと使用しないモノが入り混じった状態でグルーピングをしてしまうと、まずは仕分けにかかる手間が大変です。仕分けしたものを今度は区別するために収納ボックスを用意が必要になり、押し入れにボックスが溜まっていきます。さらに一度グルーピングしてしまうと、せっかく苦労して仕分けた状態なのでそれを崩したくない精神状態になります。まさに整理した気になっている状態です…。

結局大量のモノから必要なモノを探す羽目になってしまうため、時間短縮などのグルーピング効果の恩恵も得られず、逆に整理が進みにくい状態になります。そのため適正量の管理が終わった後にグルーピングを行うか、部分的に少しずつ始めていくことをオススメします。

自分にとって一つにまとめておくことでいい効果を発揮できる状態でグルーピングするようにしましょう。

まとめ グルーピングでまずはやってみること

  • 同じタイミング・行動にかかわるモノはできるだけ一纏めにしておく
  • 適正量を管理した後に実行すると失敗しにくい
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Syou
電子機器メーカー勤めの普通のサラリーマンです。 日常生活で身をもって体験した中でオススメしたい情報を発信しています。 収納Goods、ガジェット、DIY、アプリなど、記事内のものよりもっとオススメのものがありましたら是非教えてください!